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セルフレームのメガネとは?メリットやお手入れ方法を解説

メガネのフレームは、「セルフレーム」と「メタルフレーム」の2種類に大別されます。

今回は、人気のセルフレームについて解説。

名前の由来、メリットとデメリット、メンテナンス方法についてご紹介いたします。
大切なメガネを長く使うために、メガネユーザーの方はぜひ参考にしていただければと思います。

セルフレームのメガネとは?

まず、「セルフレーム」のメガネとは、どんな種類のメガネのことなのでしょうか。

素材やメリット・デメリット、寿命についてご説明いたします。

素材はプラスチック

セルフレームとは、プラスチックでできたメガネのフレームのこと。
以前は「セルロイド」という素材がよく使われていましたが、現在は安全性の高い「アセテート」の方が主流です。
それぞれの素材の特徴は、以下の通りです。

セルロイド

1870年代に開発された、元祖プラスチックです。
価格が安く、耐久性と柔軟性を兼ね備えているため、20世紀前半までメガネのフレームなど多くの日用品に使われていましたが、可燃性があり取り扱いに注意が必要なので、現在ではほとんど使用されていません。
ですが、今も昔のなごりで、プラスチックのフレームには「セルフレーム」という名称が使われ続けています。

アセテート

現在、9割ほどのセルフレームメガネに使われている、主流の素材です。
セルロースを原料の一部とする比較的新しい素材で、安くて加工しやすく、安全性も高いのがアセテートの特徴です。

セルロイドに比べて小ロット生産が可能なので、多彩なデザインのフレームを取り揃えられることも、アセテートが広く使われている理由です。

寿命は2~3年

セルフレームの寿命は、一般的なものであれば通常2~3年です。
2~3年使用していると折れたり型崩れしたりして、修理するよりは買い替えたほうが安いという状態になることが多いようです。

もちろん、商品や普段のケアによっては、さらに長く使用できるものもあります。

セルフレームのメリット・デメリット

安価で様々なデザインがあるセルフレームのメガネですが、一方でデメリットも存在します。
セルフレームメガネの、メリット・デメリットについて見ていきましょう。

メリット

まず、セルフレームは金属アレルギーの心配がないので、アレルギー体質の方でも安心して使用できるのが1つめのメリット。

また、セルフレームは金属製のメタルフレームに比べて衝撃に強く丈夫です。
多少荒っぽい扱いをしても歪むリスクが低く、傷がつきにくいのでツヤが長持ち。

お子様用メガネや、頻繁に掛け外しをする老眼鏡に適しています。

さらに、加工しやすい素材であることもセルフレームのメリット。
着色や変形が容易なので、セルフレームのメガネはデザインの幅がとても幅広いです。
しかも安価に生産できるため、お手頃価格で様々なデザインのフレームを楽しむことができます。

デメリット

セルフレームのデメリットは、頑丈に作るためにはフレームを太くする必要があること。
セルフレームは歪みや傷には強いですが、脆いのでどうしてもある程度の太さが必要になります。
そのため、セルフレームのメガネは見た目の主張が強く、また太ければ太いほど重さも重くなります。

また、金属製のフレームに比べると柔軟性に欠けるので、鼻や顔の形にぴったり合っていないと疲れてしまうことがあります。
さらに、素材の性質上、皮脂やファンデーション、整髪料などで汚れて劣化しやすいこともデメリットと言えるでしょう。

セルフレームを選ぶときは鼻パットに注意!

セルフレームのメガネの鼻パッドは、以下の3パターンがあります。

・鼻パッドがついていないもの
・鼻パッドがフレームと一体になっているもの
・独立した鼻パッドがついているもの

鼻パッドがついていないメガネは、鼻が高くて彫りが深く、パッドがなくてもメガネがずれない方におすすめ。
こういったタイプは海外製のメガネに多く、日本人の顔にはうまくフィットしない場合があります。

鼻パッドがフレームと一体になっているものは、鼻が低めの方や平坦な顔立ちの方におすすめです。
ただし、大きさが一定なので、デザインは気に入ったのに鼻パッドがしっくり来ないという場合も。
そういった場合は、購入したメガネ店でパッドの調節を依頼しましょう。
自分で取り付けられる、シリコン製の鼻パッドも市販されています。

最後に、メタルフレームのような独立した鼻パッドがついているタイプもあります。
このタイプは、高さの調節が可能なのでどんな顔立ちでもフィットします。
また、メガネ店によっては、鼻パッドがないフレームにこちらの鼻パッドを取り付けるサービスを実施している場合もあります。

セルフレームのメンテナンス方法

セルフレームのメガネは日頃のメンテナンスが大切です。
日常的に適切なメンテナンスをすることで、メガネを長く愛用することができますよ。

鼻パッドの調整は定期的に

鼻パッドの角度は、時間が経つうちに微妙に変わることがあります。

その状態でメガネをかけると、痛みを感じたりずれたりしてきます。
そのため、定期的に店舗で調整してもらうことが推奨されています。

なお、店舗にもよりますが、鼻パッドの調整にはそれほど時間はかかりません。

ネジ関係や塗装の剝がれは店舗に相談しよう

メガネを使ううちにぐらついてきたとき、ネジの緩み程度なら自分で簡単に直せそうな気がしてしまいます。

しかし、ネジを自分で締め直そうとするのは危険。

メガネに使われるネジはとても小さいので、ネジ山を潰してしまったり、締めすぎてフレームに負担をかけてしまったりする恐れがあります。
メガネ店ならネジ関係のトラブルは簡単に直せるので、自分で対処しようとせず購入した店舗に持ち込むようにしましょう。

また、塗装の剥がれを修理できるかどうかは、剥がれ方や素材次第です。

こちらも、まずは購入店に持ち込んで相談してみましょう。

キズやひび割れは交換になることも

セルフレームの場合、キズやひび割れが出来てしまうと修理が難しく、本体や部品の交換になることが多いです。
また、フレームが折れた場合は、金属のように溶接ができないので基本的には交換となります。
お気に入りのセルフレームが壊れてしまったら、まずは購入店に相談してください。

ちなみに、接着剤やテープ、パテなどは素材を劣化させてしまう可能性があるため、ご自身での修理はやめておきましょう。

白くなったら磨き直しを

セルフレームが白くなってしまうのは、多くの場合、プラスチックの汚れが原因です。

整髪料やメイク、皮脂が付着して表面が化学変化を起こすると白くなります。
また、長い期間使っていると、劣化して白くなることもあります。

洗ってもきれいにするのは難しいので、店舗に持ち込んで磨き直しを依頼します。

表面を研磨して、ピカピカにしてもらえます。

大切なのは日頃のケア

セルフレームをピカピカのまま使い続けるには、日頃のケアが大切です。
まず、セルフレームの素材は、汗・皮脂・ファンデーションなどの汚れがついたままにしておくと、化学変化を起こして劣化してしまいます。
また、水に濡れたままにしておくと、内部の酢酸成分が抜けてしまいひび割れの原因に。

セルフレームのメガネは水洗いして清潔を保ち、洗った後は自然乾燥ではなく柔らかい布で拭いて乾かすようにしましょう。
ちなみに、メガネのレンズは熱とアルカリ性に弱いので、洗うときにお湯や洗剤は使わないようにしてください。

なお、ひどい汚れがついたときには、専用のメガネクリーナーを使って洗浄すると綺麗になります。

セルフレームが気になったら、まずはお店へ相談

セルフレームのメガネは、安価で幅広いデザインから選べるのが魅力。
ただし化学変化などで劣化してしまう素材なので、毎日のケアは欠かせません。
セルフケアをしつつ、時々店舗でのメンテナンスもしてもらえば、お気に入りのメガネを長く使い続けられますよ。

セルフレームのメガネを新調したい方、メンテナンスしたい方は、ぜひお近くのメガネの田中にご相談ください。

メガネの田中では、丁寧なカウンセリングからお客さまおひとりおひとりに最適なメガネ選びをサポートしています。詳しくは「メガネの田中独自のメガネ選び」をご覧ください。

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