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メガネはフレームが同じ形であっても、フレームの素材によって大きく印象が変わります。
メガネのフレームとしてポピュラーな素材には「金属」と「プラスチック」があります。
今回は、メガネの田中スタッフが金属を使った「メタルフレーム」についてご紹介。
クラシックで知的な雰囲気を演出できるメタルフレームには、メリットがいっぱい。
プラスチックのセルフレームに比べると、まだまだ知られていないメタルフレームの良さに、ぜひ気づいていただければと思います。
人気復活のメタルフレームメガネ
メタルフレームというのは、その名の通り金属でできたフレームのこと。
フレームの素材としてはチタン・ニッケル合金・NT合金・金・プラチナ…など様々な種類の金属が使われますが、その全ての総称としてメタルフレームと呼びます。
さて、メタルフレームというと、なんとなく「昔っぽい」という印象を抱く人も多いのではないでしょうか。
1980年ごろから、メガネのフレームはずっとセルフレームが人気かつ主流でした。
最後に流行となったメタル系のフレームは、1970年代の「オート型ブリッジ」が代表的です。
しかし、最近はメタルフレームのレトロでクラシックな雰囲気が新鮮と捉えられ、人気が復活してきています。
周りとは一味違うおしゃれなメガネが欲しい方には、メタルフレームがおすすめですよ。
メタルフレームメガネのメリット
それでは、メタルフレームのメガネは他の素材のフレームと比べてどんなところが優れているのでしょうか。
メタルフレームのメガネには、かけ心地と見た目の良さという2つのメリットがあります。
フィットしやすく、軽量で付け心地が良い
金属は硬い、というイメージがありますが、フレームに使われる金属には意外と柔軟性があり、曲げたり加工することが容易です。
一方、セルフレームに使われるプラスチックは柔軟性がないので、強い力で曲げるとぽきっと折れてしまう可能性があります。
そのため、顔の形に合わせてしなやかに曲がり、かけた時に顔にぴったりフィットするのがメタルフレームのメリットと言えるでしょう。
また、金属は同じ量のプラスチックに比べると重いですが、強い素材なのでフレームを細くすることが可能。
セルフレームの場合、強度を出すにはある程度太さが必要なので、どうしても重くなってしまいます。
リムやテンプルが細く、軽量なこともメタルフレームの良いところです。
長時間メガネをかける方にとっては、軽量でフィットしやすいメタルフレームのメリットは大きいでしょう。
シンプルで飽きにくいデザイン
メタルフレームはシンプルなデザインのものが多く、流行に左右されることがないフレームです。
シンプルで飽きがこないので、長く使い続けられるでしょう。
フレームの主張が強すぎないため、着用する場面や合わせる服装を選ばないこともメタルフレームのメリットです。
対してセルフレームは、加工や着色がしやすいため、様々な色やデザインの商品があります。
選ぶのは楽しいですが、着用する場所や合わせる服が限られることは知っておきましょう。
メタルフレームの知っておきたいポイント
メタルフレームには、メリットがある反面デメリットも。
メタルフレームのメガネを購入するにあたって、知っておくべきポイントを解説していきます。
セルフレームよりも高価になりがち
セルフレームに比べて、メタルフレームはどうしても価格が高くなりがちです。
なぜなら、金属は素材自体の価格がプラスチックよりも高いため。
さらに、セルフレームの作成は5〜6工程でできるのに比べ、メタルフレームを作るのには多い場合で200工程もかかる場合があります。
加工費も、メタルフレームの価格が上がる要因となっているのです。
もちろん、メーカーごとに価格設定は様々なので、一概に「メタルフレームは高い」と言い切ることはできません。
また当然、セルフレームでも高価な商品はありますし、べっ甲など希少な素材はメタルフレームよりさらに高いです。
しかし、総合的に平均を見ると、メタルフレームは値段が高くなりがちなことは知っておきましょう。
デザインの幅広さはセルフレームが上
メタルフレームはシンプルですが、裏を返せば、デザインのバリエーションが少ないとも言えます。
カラーバリエーションも限られてくるので、メガネにデザイン性を求めるのであればセルフレームを選んだほうが良いかもしれません。
ただし、先にも触れましたがメタルフレームは細くすることができるので、シャープなデザインは得意。
知的な雰囲気を醸し出したい方や、フレームの主張が強くないメガネをお探しの方には、やはりメタルフレームがおすすめです。
金属アレルギーの反応が出る場合がある
メタルフレームは金属なので、金属アレルギーの人はアレルギー症状が出てしまう可能性があります。
チタンなど、アレルギーが出にくい素材もありますが、全ての人に100%アレルギーが出ないとは言い切れません。
また、複数の金属が使われている合金は、さらに危険性が高まります。
もし不安がある場合は、パッチテストなどで確認してから購入するのがおすすめです。
万が一購入後にアレルギーが出た場合は、購入店にご相談ください。
メタルフレームにおすすめのフレーム
メタルフレームのメガネはシンプルなだけに、フレームの形がとても大事です。
メタルフレームで人気の形「ウェリントン」「ボストン」「ラウンド」の3種類についてご紹介いたします。
カジュアルなウェリントン型
ウェリントン型とは、「逆台形」とも言われる、上から下にかけてやや細くなっている四角いメガネです。
顔の形を選ばず誰にでも似合い、きちんとした印象を与えてくれるので、定番中の定番として人気があります。ビジネスシーンにもおすすめのメガネです。
特にメタルフレームのウェリントンなら、より知的で真面目な印象を醸し出せますよ。
顔の形を選ばないウェリントン型ですが、四角形のフレームなので、面長の人や丸顔の人に良く似合います。
ウェリントン型は特に天地幅(上下幅)がしっかりあるので、面長の人におすすめ。顔の長さをカバーし、優しい印象を演出します。
柔らかい印象のボストン型
ボストン型はウェリントンをさらに丸くした形で、丸でも四角でもないニュートラルな形が穏やかで上品な雰囲気を演出します。
ボストン型のメタルフレームには落ち着いた印象があるので、柔らかい色のファッションともよく合います。アースカラーなどの自然の色や、クラシックなファッションとは相性抜群です。
特にボストンが似合うのは、逆三角形や四角顔の人です。シャープなあごやエラをカバーしてくれますし、きつい印象も和らげてくれます。
個性的なラウンド型
ラウンド型とは真ん丸な形のフレームのことです。
ラウンド型は個性的な印象を与えられますが、細いメタルフレームなら、個性的というよりは今風のおしゃれな印象になります。
また、「職人」系の仕事をしているなら、プロフェッショナルな雰囲気を演出することができますよ。
ラウンド型のメタルフレームが一番似合う顔型は、輪郭が四角形の人。似合うファッションはナチュラル系がおすすめです。
この他、クラシックなファッションに合わせても新鮮です。
まとめ
メタルフレームの特徴や魅力について、ご紹介いたしました。
これまでセルフレームのメガネを使ってきた方は、メタルフレームも選択肢に入れてみても良いかもしれません。
イメージもがらりと変わり、意外な軽さやかけ心地の良さに驚かれるかもしれませんよ。
メガネの田中では、人気のメタルフレームのメガネを多数取り揃えています。
専門知識豊富なスタッフが丁寧なカウンセリングからお客さまおひとりおひとりに最適なメガネ選びをサポートしています。詳しくは「メガネの田中独自のメガネ選び」をご覧ください。